おっさんクラプトン

クラプトンが僕の先生だったこと、
今ではそのクラプトンをおっさんと呼んでいることは最初に書きました。
ではなぜおっさんと呼ぶようになったかというとそれほどたいした理由が
あるわけではありません。


それは大阪城ホールでの来日コンサートのことでした。
阪神淡路大震災の後だったので、1995年10月か11月だったと思います。
あら、今年も来てるのねみたいな感じで取ったチケットは立ち見席でした。
やっぱりこの距離感がいけなかったのでしょうか。
米粒のように見える先生のコンサートは今では普通に組み入れられている
アコースティックセットから始まりました。
1曲ごとにギターを持ち替える先生。それが結構時間がかかるのです。
さすがの弟子でも「おいおい」と思うような間に、アリーナから
「おっさんはよせい」(大阪弁です、早くしろ、と言ってます)
と野次が飛びました。
3階最後部までクリアに聞こえた野次ですから会場中に聞こえたと思います。
苦笑が聞こえる中、僕も「そやそや、はよせいおっさん」と相槌を打っていました。
それからです、僕がクラプトン先生と呼ばずおっさんと呼ぶようになったのは。


家族からは僕のCDやレコードはおっさんばっかりやとよく言われます。
たしかにブルースギタリストのアルバムなど
おっさんが顔をしかめてギターを弾いているジャケットが多いです。
そう、僕はおっさんの音楽が好きなんです。
だから親しみをこめてこれからもクラプトンをおっさんと呼んでいきます。
おっさん来年は日本にくるのかなぁ。


今日聞いた音楽
フロム・ザ・クレイドル /おっさん

フロム・ザ・クレイドル

フロム・ザ・クレイドル

ブルース一色 もっと延々バリバリ弾くソロを入れてくれると嬉しかった。
どれも短い曲でそれはそれで聞きやすいんですが。