ベック先生

ドゥービーに引き続いて出てきたのはベック先生だった。
一緒に見ていた家内の一言目は
「えっ!結構かっこいい人やん。好きなのはおっちゃんばかりやと思ってた。」
別におっちゃんの容姿で選んでんのちゃうで。
この日のベック先生はちゃんとしたタンクトップシャツで登場。
1986年にサンタナとスティーブルカサーと軽井沢で野外でやったときは
破れた白シャツだった。
この時は悪名高い「フラッシュ」からの曲が多かったけど、僕自身は結構気に
入ってたんだけど。その後、東京で2日間武道館へ通ったくらい。


しばらく聞いていた家内が
「ベック先生は歌わないの?カッコええから歌ったらいいのに」
§( ´_`)ガクシ
「今回はボーカルをつれてきてないから歌はなし。」
「え〜 歌無しで1時間も聞かれへん。」
「何言うてんねん。大学の時は2日続けて先生のコンサート行った位やで」
(しかし、ベック先生は聞いたもののその次のサンタナで不覚にも居眠りしてしもた!)


ベック先生はピック無しで弾いてるとは知っていたが、
手元が映るとさすがに目を凝らしてしまう。
いつもアームに触れていて微妙にアームのビブラートがかかっている。
Charがベック先生とセッションしたときに、間近で見てるのに
どうやって弾いてるのか判らなかったといっていたけど、
何か変な弾き方してました。
スライドバーを右手に持って弾いてたりもしてたし。
この年になっても練習しとるんやこのおっさん。
アームだけで音程を取ってたときには、さすがに
横山ホットブラザースかと突っ込んでしまった。(ノコギリ演奏みたいだった)。
一曲終わると両手を広げて
「ほら、種も仕掛けもございません」といった感じ。(ゼンジー北京か)
一人で音曲漫才から手品までこなすとは、さすが。
ベック先生は健在でした。


でもキーボードの人はもう少しいい人を連れてくれば良かったのに。
あの演奏では「もうーいやん(ハマー)」
と弟子はWヤング風で締めてみました。